【菊花賞】1番人気ワンアンドオンリー、外回され9着「敗因は枠順」

[ 2014年10月27日 05:30 ]

9着に敗れたワンアンドオンリー

 ダービー馬ワンアンドオンリーは圧倒的な1番人気を背負ったが、直線見せ場もなく9着と馬群に沈んだ。終始、内ラチから3~4頭分の外を回らされる展開。上位1、2着馬が距離ロスなくラチ沿いを運べたことと比べれば、15番という枠順があだとなった。

 「何でも聞いてください」。レース後、報道陣の前に現れた横山典は自ら切り出すや「運がなかった。ダービーはうまくいったけど、きょうは、どこ(内)に入れるとかの流れじゃなかった」と振り返った。ダービーとの雰囲気の違いには「特にない」と、した上で「掛かった、と思われるのはイヤだから言うけど、ダービーと同じくらいで許容範囲。負けるべくして負けた。勝った馬が強かった」とサバサバとした表情を浮かべた。

 橋口師は「(敗因は)枠順だな。コーナー6つを回るのに外々と回らされては明らかにコースロス」と言及。「これが菊花賞だ。41年もダービー馬が菊花賞を勝てない理由がわかった」と述べて取材の輪をほどいた。3冠馬は存在するもののダービー→菊花賞の2冠(73年タケホープ)には歴史の壁があった。また次走に関し同師は「まったく白紙」と述べるにとどめた。

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2014年10月27日のニュース