トレヴ兄誘拐、狂言だった…牧場経営夫妻の所有権争い発端

[ 2014年10月24日 05:30 ]

 フランスで何者かに連れ去られたと報道された種牡馬トレヴィミクス(牡8=父リナミックス)の事件は、狂言誘拐だったことが23日、明らかになった。

 フランスの馬生産情報を掲載しているウェブサイトによれば、同馬のけい養先であるフランス・カルバドスのオリオン牧場を経営するブルドー夫妻の所有権争いが事の発端。同夫妻は離婚を控えており、妻のデボラ氏が「あの人に馬の世話はできません」と同馬を引き連れて家出。夫のエリック氏は「牧場主である私の所有馬」と主張。夫がフェイスブックで情報提供を求めてつぶやいたことで、騒動に発展した。

 同馬はフランスG1凱旋門賞を連覇したトレヴの半兄。現役時代は2戦0勝で引退後は乗馬になっていたが、妹の活躍のおかげで今年から種牡馬(種付け料760ユーロ=約10万円)として供用されていた。

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2014年10月24日のニュース