国内最多出走 高知のセニョールベスト死ぬ、15歳

[ 2014年10月13日 10:59 ]

国内最多出走馬のセニョールベスト=9月28日、高知県土佐清水市のあしずりダディー牧場(同牧場提供)

 高知競馬(高知市)に所属していたセニョールベスト(15歳、牡)が死んだことが13日、管理する牧場への取材で分かった。1969年に地方競馬全国協会の記録が整備されて以降の国内最多出走記録(ばんえい競馬を除く)の409走を保持し、9月末に引退していた。通算32勝。

 あしずりダディー牧場(高知県土佐清水市)によると、死因は腸捻転。10日昼ごろから、水や餌を取らないなど体調に異変が見られ、点滴で一時的に回復したが、12日未明に死んだことが確認された。高知県競馬組合によると、人間では60歳以上に当たる。

 2001年に浦和競馬場(埼玉県)でデビューし、名古屋(名古屋市)などを経て03年に高知に来た。12年に当時の最多出走記録の301走を達成、その後も記録を更新し続けていた。9月26日に約13年間の競走馬生活を終え、あしずりダディー牧場に移っていた。

 牧場の宮崎栄美代表は「10日まで元気だったのに、あまりに突然のことで、ただただ悲しい」と涙ながらに語った。

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2014年10月13日のニュース