【スプリンターズS】コパノリチャード 春秋連覇へ“ぶっつけ本番”

[ 2014年10月2日 05:30 ]

春秋スプリントG1制覇に挑むコパノリチャードは坂路で追い切る

 また春の高松宮記念を制したコパノリチャードは坂路単走での調整。右トモの軽い筋肉痛で“ぶっつけ本番”となるが、春秋連覇に向けてしっかり状態を上げてきた。

【スプリンターズS】

 コパノリチャード陣営ににとって気になるのは、まだ遠く南海上にいる台風18号。高松宮記念のようにドロドロの不良馬場になれば、春秋スプリントG1連覇が現実味を帯びてくる。当時を宮師は「(表彰式で)人間も歩けないほど。それくらい力のいる馬場で勝ったんだから」と言外に“道悪の鬼”をにおわせる。さらに新潟の起伏の少ない直線は、先行馬にはなおプラス。「前々で走るのでスピードを発揮しやすい」とした。

 ただ、青写真通りのローテーションでない点が気掛かり。右トモの軽い筋肉痛で函館スプリントSをパスしており、ぶっつけ本番。1週前追い切りに乗った時の浜中は「最後はアップアップ。これを機に良くなる感じだった」としているが、最終追い切りに乗っていないため、どこまで状態アップしたかは把握できていない。

 浜中は「高松宮記念はミルコ(デムーロ)が素晴らしい騎乗でG1馬にしてくれた。今度は自分の手でタイトルを、という気持ち」とドバイ遠征で留守にした際の、代打騎乗による快挙にも決して悪びれることはない。

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2014年10月2日のニュース