【スプリンターズS】仏に縁ある血統も、ガルボの「大和魂」に注目

[ 2014年10月2日 05:30 ]

ポリトラックコースで追い切るガルボ

 【G1ドキュメント=1日】今週はスプリンターズSの取材の合間に凱旋門賞の話題がチラホラ。岡本はガルボの血統に注目した。父マンハッタンカフェ、母の父ジェネラスはともに凱旋門賞に出走した馬。ガルボがスプリントG1に出てくるのは不思議な気もするが…。清水英師は「それが血統の面白いところ。当初からそれほど距離がもつ感じではなかった」と話す。

 3歳春には皐月賞(13着)にも出走したが、その後は1400~1600メートルで活躍。「年齢とともに集中して走れる距離が短くなってきた」と師。2走前からさらに距離を縮めて1200メートル戦に転じた策が当たり、前走・函館スプリントSで重賞4勝目を挙げた。

 暑さに弱いため、その後はスプリンターズSを目標に調整されてきた。追い切りはポリトラック単走で馬なりのまま5F67秒0~1F12秒1。日曜にいっぱいに追われていることもあり派手な内容ではなかったが、師は「いいフットワークで合格点。バッチリ仕上がっていると思う」と胸を張った。重賞6勝の清水英師、同7勝の鞍上・津村ともにG1はまだ勝っておらず、「G1を獲りたい」と口をそろえる。取材の随所に「善戦どまりはいらない」との感触がありあり。一発狙いの思い切った競馬をするのではないかと感じた岡本は、今度は血統表の母の名前に目を留めた。ヤマトダマシイ。日曜は日仏で「大和魂」に注目だ。

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2014年10月2日のニュース