1着の競走馬から薬物 名古屋競馬「卯の花特別」

[ 2014年4月27日 17:42 ]

 愛知県競馬組合は27日、名古屋競馬場で18日に開催された卯の花特別に出走し、1着となったエリモジパング(4歳牡馬)から禁止薬物で興奮剤のエフェドリンなどが検出されたと発表した。

 レースの失格処分や今後の出走停止については、28日の処分委員会で決める。組合は競馬法違反の疑いで県警港署に届けを出した。

 組合によると、レース後、1、2着の馬を対象に尿検査を実施。競走馬理化学研究所(宇都宮市)の検査で薬物が検出された。失格となった場合、勝馬投票券は有効だが、馬主や角田輝也調教師への賞金19万5千円は返還させる。

 組合は角田調教師の厩舎に在籍する馬を全て検査しており、28日のレースに参加予定だった5頭は「検査結果が間に合わない」として出走を取り消した。

 エフェドリンは馬の心拍数や血圧を上昇させ、一時的に能力を高める効果があるという。

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2014年4月27日のニュース