エルコンドルパサーが殿堂入り 岡部幸雄氏ら顕彰者に

[ 2014年4月22日 16:45 ]

98年のジャパンCを制したエルコンドルパサー

 JRAは22日、1998年のジャパンCなど中央G1を2勝し、99年のフランス凱旋門賞で2着に入ったエルコンドルパサーが顕彰馬に選出された。2014年度の記者投票で選定基準に達し、殿堂入りが決まった。顕彰馬の選出は11年度のウオッカ以来で30頭目。

 管理したした二ノ宮敬宇調教師は「突然のことで大変驚いています。エルコンドルパサーが顕彰馬に選出され、大変光栄に思います」と喜びのコメント。「6カ月にわたるシャンティーでの滞在が、一つ一つ昨日のことのように思い出されます。ここ毎年、日本馬による凱旋門賞勝利が近づいてきているように思いますが、エルコンドルパサーが凱旋門への扉を少しでも開ける一助となれたことに、我々の行ったことが無意味ではなかったと証明されたように思います」と感慨深げだ。

 また、JRA60周年記念事業として調教師、騎手の顕彰者も選出。調教師部門は史上3頭目の三冠馬ミスターシービーなどを管理した松山康久、伊藤雄二両氏、騎手部門はシンボリルドルフを史上初の無敗の三冠馬に導いた岡部幸雄氏に加え、河内洋、郷原洋行、柴田政人の各氏が選ばれた。

 岡部氏は「大先輩を差し置いて、このような賞をいただき感激しております」とコメントしている。

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2014年4月22日のニュース