【中山牝馬S】フーラブライド 先週に続き軽快さ目立つ12秒4

[ 2014年3月13日 05:30 ]

単走で追い切ったフーラブライド。鋭い末脚が好調を物語る

 日曜中山メーンは「中山牝馬S」。重賞2勝目を狙うフーラブライドがCWコースで鋭い伸びを見せた。

【中山牝馬S】

 弾むような動きが状態の良さを物語っていた。フーラブライドは酒井を背にCWコース単走。序盤から軽快にラップを刻んで6F79秒2~12秒4。先週も6F80秒5~12秒0をマークしており、2週連続の快時計だ。木原師は納得の表情で切り出した。「きびきび動いた。今回は長距離輸送があるし、それを考慮してつくっている。馬体重は鞍を着けて480キロ(前走時466キロ)。このひと追いでちょうど良くなると思う」

 過去の戦歴は近場の京都、阪神、中京や北海道での滞在競馬がほとんど。遠征競馬は昨夏の小倉以来だ。精力的に追われつつ、輸送による馬体減も織り込み済み。計算尽くの仕上げで、ふっくらした馬体をキープしている。

 近況は芝替わりを契機として500万、1000万、格上挑戦の愛知杯と一気に3連勝。末脚一辺倒だったレース運びも自在性を増し、完全に軌道に乗った。前走・日経新春杯も牡馬相手に3着と崩れず。充実ぶりは着順にはっきり表れている。「年を重ねて、たくましくなり、男馬のような雰囲気。前走は牡馬とどれだけやれるか見たかった。正攻法で思っていた以上にいい競馬をしてくれた。以前と比べると脚質に幅が出て、安心して見ていられるようになった」(同師)

 中間はいったん放牧を挟み、予定通り中7週で牝馬限定のここへ。ハンデは愛知杯が50キロ、日経新春杯が52キロ、そして今回が53キロ。一戦ごとに重くなるハンデは地力強化の証明でもある。

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2014年3月13日のニュース