ルメールがJRA騎手試験受験「外国人1号になれたら心から誇りに」

[ 2014年3月13日 05:30 ]

JRA騎手免許試験を受験することが分かったルメール

 今年のJRA騎手免許試験を日本でもおなじみのクリストフ・ルメール(34=フランス)が受験することが分かった。12日、同騎手の代理人が栗東トレセンで発表した。

 同試験は昨年、外国人騎手に対する受験規定を初めて明文化し、学力筆記試験を英語で受験できるなどの改訂を加えた。早速、ミルコ・デムーロ(35=イタリア)が通年免許取得を目指して受験したが、1次(学力筆記=英語も可)で不合格となった。なお、2次では日本語での口頭試験もある。

 ルメールはフランスでもトップクラスの騎手だが、02年に初めてJRA短期免許を取得してからは毎年来日。05年有馬記念ではハーツクライに騎乗してディープインパクトを破るなど、その手腕を披露してきた。

 今年の試験日程は未定で、8月上旬にJRAから詳細が発表される見込み。

 ▼ルメールの話 今秋のJRA騎手試験を受験するつもりです。難関であることはもちろん理解しています。まずは日本語と日本競馬の法規を学生の頃のように真剣に勉強して身につけなければいけないと考えています。JRAの免許を取得する外国人騎手の第1号となれたら、心から誇りに思います。たとえ不合格になっても結果は前向きに受け入れます。

 ◆クリストフ・ルメール 1979年5月20日、フランス生まれの34歳。99年に同国でデビューして、02年から短期免許でJRA騎乗を開始した。JRA通算1896戦236勝、重賞18勝。G1は05年有馬記念(ハーツクライ)、09年ジャパンC(ウオッカ)など5勝。

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2014年3月13日のニュース