旬の30歳・和田譲治から目が離せない

[ 2014年2月28日 05:30 ]

和田譲治騎手

 【地方競馬です!!】今月11日に30歳を迎えたTCKジョッキーの和田譲治が確実にステップアップしている。02年春のデビューから通算441勝(27日現在)。昨年は南関で自己最多の年間85勝。リーディング11位とトップ10にあと一歩まで迫った。2カ月が過ぎた今年も27日の大井10Rで20勝目を挙げ、7位につけている。

 14年の目標は年間100勝、そして重賞初制覇。絶好の機会が26日に巡ってきた。フジノウェーブ記念のソルテ(牡4=大井・寺田)。昨秋のマイルGP3着からコンビを組んでいる強力な相棒だ。他地区を含め86度目の重賞騎乗は好位でソツなく運び、しまいもメンバー中最速の上がり3F36秒0とよく伸びた。しかしジェネラルグラントに3/4馬身およばず惜敗。自身3度目の重賞2着だった。「1400メートルは初めてだったけど思っていた通り(ソルテに)合っていた。またチャンスはあるはず」と希望を持って振り返った。

 騎手が馬との折り合いを重視するのは新人からベテランまで共通の取り組みだが、和田は近年の成績上昇についてそれが最大の要因だと自己分析する。「いい馬に乗せてもらえているのでなおさらです。着実に体に染み付いてきている」と明るい表情で語った。今後の戦いぶりがさらに楽しみだ。 (池田 裕文)

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2014年2月28日のニュース