10年前にも珍事 逃げ馬が急減速→残り200Mで大外から急加速V

[ 2014年2月14日 05:30 ]

 もはやファンは忘れているかもしれないが、アッと驚く珍事は10年前にも起こっていた。

 04年6月11日。雨が降り続く不良馬場の大井競馬場5R。2番人気のスピードマンテンがハナを奪っての逃げ。マイペースに持ち込み4コーナーでは4馬身差をつけていたが、それは直線を向いたところで起こった。マンテンが一瞬、左トモを滑らせるように外に逃避すると、もう抑えが利かない。鞍上が手綱をしごくがさらに外に逃避して急減速。だが、残り200メートルで今度はなぜか鞍上の手綱に反応すると、再び大外から急加速して先に抜け出したラブリーリスリンを1馬身かわしてゴールした。今回のグランフィデリオは最内を抜け出したが、当時は大外を突き抜けていた。

 また、JRAでは勝利こそならなかったが、12年阪神大賞典でのオルフェーヴルの逸走しながら2着に追い込んできた末脚は、一生ものの語り草だ。2周目3コーナーで大きく外に膨れ後方2番手まで下がり、止まる寸前。だが、4コーナーから外を回って再加速。直線もいったんは先頭に立ったが、最後はギュスターヴクライの前に半馬身力尽きた。

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2014年2月14日のニュース