【立川・ヤングGP】猪俣はマウンテンバイク界から 最年長Vだ

[ 2013年12月29日 05:30 ]

ヤングGP練習を終え自転車を整備する猪俣

 マウンテンバイク界の第一人者として本場アメリカでも活躍した猪俣。06年に日本競輪学校の年齢制限(それまでは受験時に満24歳未満)が撤廃されたことで、競輪選手への挑戦を決意した。「競走が好きだったのでチャンスだと思ってチャレンジした。競輪は同じ自転車競技だが、一つ高いレベルにある世界」。大好きな自転車で賞金を稼ぎ、生計を立てることができる競輪選手に憧れ、34歳でデビューした。

 持ち前の根性とマウンテンバイクで培った天性のバランス感覚は競輪でも生かされた。長い距離を踏み続ける持久力を武器に約2年でS級昇格。ダイヤの原石が集まった一戦は「1人で戦うとなると自分のスタイルを出しにくい。力を合わせた方が竹内君もスタイルを出しやすい」と同期で11歳年下の竹内に前を任せて直線勝負。ヤングGP最年長優勝記録となる37歳でのVへ、静かに闘志を燃やしている。

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2013年12月29日のニュース