【大井・東京大賞典】ローマンレジェンド復活連覇だ!

[ 2013年12月28日 05:30 ]

復活を期すローマンレジェンド

 13年最後のG1となるダートの年末グランプリ「第59回東京大賞典」が29日、東京・大井競馬場で行われる。昨年このレースでG1初制覇を果たした(7)ローマンレジェンドは今年4戦未勝利。JCダートでは13着と大敗したが、相性のいい舞台での復活へ燃える。なお、(3)プロディージュは右前肢球節炎のため出走を取り消し。28日は南関東地区などで前日発売。レース当日は全国各地の場外に加え、JRA即PATでも発売される。

 暮れの王座は譲れない。昨年の覇者、岩田とローマンレジェンドが連覇へ抜かりなしだ。

 昨年は4月の上賀茂S(準オープン)で始動し、G3みやこSまで5連勝。G1初挑戦のJCダートこそMデムーロ騎乗で4着に敗れたが、主戦・岩田に戻った東京大賞典で美酒。“砂の新星”として注目を浴びた。今季は夏場の休養を挟んで3、6、3着と連対を果たせず、前走のJCダートは2番人気でまさかの13着。しかし、陣営に落胆の色はない。

 藤原英師は「前回は内で包まれて全然走っていない。今回は(馬群が)バラけてくれるだろうし、いつもの走りを期待。何とか連覇したい。直線の長いコースはいいし、今年最後の勝負だからな」と力を込めた。

 最終追い切りは25日にCWコースでオープン馬(セイルラージ)を6馬身追走。最後は4馬身先着だ(6F83秒5~12秒0)。手綱を取った岩田も「動きは良かった。自分のリズムでゆったり走れていたし、最後もしっかり伸びてくれた。状態は申し分ない」と確かな手応えをつかんでいる。

 速い時計の決着や、帝王賞(6着)のような不良馬場だと、ほかのG1馬3頭に分がありそうだが、28日とレース当日の東京は晴れ予報で馬場状態も回復傾向。運も味方するか!?「追い切りは目いっぱいにやった。体調はいいし、あとは気持ちひとつ。普通に走れれば遜色ない」と師。真の力を発揮する舞台が東京大賞典だ。

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2013年12月28日のニュース