【有馬記念】オルフェ池江軍団同期・ダノンバラードがサプライズVだ

[ 2013年12月17日 05:30 ]

 過去10年のデータから優勝馬をあぶり出すとダノンバラードが浮上した。

 (1)実績 年末の大一番は荒れそうなイメージもあるがフロックでは勝てない。過去10年の勝ち馬もそうそうたる顔触れ。8頭はG1馬。残る2頭(05年ハーツクライ、07年マツリダゴッホ)もG2を勝っていた。G3どまりのアドマイヤラクティ、タマモベストプレイは脱落。重賞未勝利のラブイズブーシェはいくら武豊でも厳しそうだ。

 (2)年齢 優勝馬は全て3~5歳。ここ3年は3歳馬が勝っているが、トータルでは4歳馬が6勝で最多。6歳以上は【0・2・3・35】と良くて2着まで。エイシンフラッシュ、トーセンジョーダンの実績は捨てがたいが、勝ち馬候補からは除外する。

 (3)前走 勝ち馬のステップはジャパンC(5勝)、天皇賞・秋(3勝)、菊花賞(2勝)の3パターンだけ。王道を歩んできた馬でないと通用しない。ここで問題になるのがオルフェーヴル。凱旋門賞2着なら例外扱いにしたいところだが、海外遠征からの帰国初戦が有馬記念だった馬は通算で【1・3・1・9】。69年スピードシンボリが勝ったのを最後に11連敗中だ。ここは心を鬼にしてオルフェーヴルを切る。

 (4)前走着順 勝ち馬8頭までは前走で3着以内に好走しているが、ここまで残った5頭は全て東京で6着以下。誰も残らなくなってしまう?いや、ポイントは6着以下から巻き返した残る2頭、07年マツリダゴッホと09年ドリームジャーニー。実はこの2頭はともに東京では生涯未勝利だった。苦手コースでの凡走のみ度外視可能。5頭のうち東京未勝利なのは1頭だけ。ダノンバラードだ!

 今年のAJC杯を快勝して中山適性は証明済み。天皇賞・秋15着から一変したマツリダゴッホもその年のAJC杯を勝っており、イメージが重なる。オルフェーヴルの敵は身内にあり。

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2013年12月17日のニュース