【JCダート】アワーズ間に合った!連覇へ酒井「迫力戻った」

[ 2013年11月29日 05:30 ]

JCダート連覇を狙うニホンピロアワーズの主戦・酒井学

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、JCダート(12月1日、阪神)でニホンピロアワーズに騎乗する酒井学(33)の心情に切り込んだ。

 ――ニホンピロアワーズは帰厩してからは随分と時間がたつ。

 酒井 放牧先で外傷を負い、帰厩した時は30キロくらい減っていたとのこと。それで立て直すのに時間を要した。

 ――予定していたJBCも使えず。

 でも、早々に目標をジャパンCダートに切り替えていたので仕上がりは悪くない。

 ――3週連続で調教に騎乗。

 3週前はさすがにモタモタ。先週はだいぶ良くなったが、コーナリングでモタれるなど物足りなさが残った。今週の追い切りはいい動きを見せてくれた。

 ――ポリトラックコースで5F62秒3。ラストは10秒9と動いた。

 時計の出る馬場とはいえ、この馬らしい迫力が一気に戻ったと感じた。

 ――勝った昨年と比べて、レース前の状態は?

 昨年はステップレースを使っての参戦。比較するのは難しい。ただ、現状でベストと言える出来にはなっている。

 ――昨年のレースを振り返ってほしい。スタートからある程度、位置を取りにいった?

 意識して取りにいったわけではない。もともと先行力のある馬で、ポンと出たらあの位置(3番手)だった。

 ――直線は持ったまま先頭に。

 ある程度の競馬はできると思ったが、乗っている自分が想像した以上の強さを発揮してくれた。G1であれだけのパフォーマンスができたことは正直、驚きだった。

 ――G1ジョッキーとして挑む今年の緊張感は?

 昨年の勝ち馬。今年の方がいい緊張感がある。ハクサンムーンなどでG1も多く経験し、自信にもなった。ニホンピロアワーズの力を皆さんに見せたいし、そういう騎乗をしなければいけないと思っている。

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2013年11月29日のニュース