1点差で涙…桑村、来年こそWSJSへ

[ 2013年11月29日 05:30 ]

桑村騎手

  【地方競馬です!!】桑村真明(26=北海道・角川厩舎)が、自身3度目の南関東短期遠征(来年1月24日まで)で躍動感あふれる騎乗を見せている。大井初日は、期間中に所属する森下厩舎のダムツァで新馬勝ち。26日には8番人気と1番人気で勝った。

 今年は門別97勝で初の北海道リーディングを獲得。春先から有力馬の騎乗が多く、結果を出して流れに乗った。「他厩舎を含め周囲のバックアップのおかげです」と笑顔。デビュー9年目でのNo・1。この年数を本人はどう考えているのだろう。08~12年は4、3、6、2、5位。「所属厩舎など、もともといい環境にいるので遅かったぐらい」と振り返った。

 焦りを感じた時もある。だが今は違う。気持ちに余裕を持ち、騎乗馬一頭一頭のクセや個性を楽しみながら乗れるようになった。それが「レース中のいい判断にもつながることがある」と言う。10、12年度の南関期間限定騎乗経験も大きな糧になっていたのだ。

 今週末に開催される阪神WSJS。地方からは兵庫・川原が出場するが、桑村は代表決定戦で1点差の総合2位だった。「悔しかった…来年こそ。(WSJSも)出られたらいい経験になるでしょうね」。若きリーディングジョッキーは前へ前へと進む。 (池田 裕文)

続きを表示

2013年11月29日のニュース