【ＪＣダート】エスポ・後藤「飛行機の離陸時のような走り」

会見で手応えを語る後藤

【後藤に聞く】

　――追い切りについて。

　「僕が何もしなくても自分から動くぞ、という感じで、走りたい気持ちを前面に出していた。だから刺激を与える必要がなかった。野球の松坂投手やダルビッシュ投手が投げるような、ストレートがホップする感じで最後は浮き上がった。飛行機が離陸するときのイメージ。乗っていて気持ち良かった」

　――状態は？

　「ここ２走とは印象が全く違う。僕が乗せてもらうのは３回目だけど一番いい。前走からちょっと良くなった、というのではなく、急カーブを描いている。こんなに凄い馬だったんだと、あらためて思った。８歳だけど自分が乗せてもらっている２歳よりも若い感じ。体の切れが凄い」

　――この馬にとってラストラン。意気込みを。

　「（自分がケガから復帰した）このタイミングにこんなに素晴らしい馬に出合えたのは神様のおかげ。この状態でどこまでやれるか楽しみだし、仮にこの状態で負けるのなら納得できる。（引退は）正直、寂しい気がするけど、強いエスポを見せられると信じて頑張る」