90年皐月賞Vハクタイセイ死す 26歳、腸閉塞

[ 2013年10月29日 06:00 ]

鞍上・南井で90年皐月賞を勝ったハクタイセイ

 90年皐月賞、きさらぎ賞を勝ったハクタイセイが28日、けい養されていた日本軽種馬協会静内種馬場(北海道新ひだか町)で、メラノーマ(芦毛馬特有の黒色腫)が原因による腸閉塞で死んだ。26歳。

 現役時は布施正厩舎に所属。須貝尚介騎手(現調教師)を背に89年デビュー。初勝利に5戦を要したが、その後5連勝できさらぎ賞制覇。続く皐月賞では南井騎手(現調教師)へと乗り代わり、アイネスフウジン(2着)、メジロライアン(3着)を退け、6連勝で父ハイセイコーに続く皐月賞父子制覇を達成した。武豊を背に臨んだダービーは5着だった。

 11戦6勝で引退。種牡馬転向も成績が振るわず、10年に種牡馬引退。以後は同種馬場で功労馬として余生を過ごしていた。同種馬場・中西信吾場長は「最後までたくさんのファンに愛され、幸せな一生だったと思う」と別れを惜しんだ。

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2013年10月29日のニュース