JRA騎手免許1次試験 M・デムーロ、猛勉強も「ムズカシイ…」

[ 2013年10月3日 06:00 ]

競馬学校での1次試験を終えたデムーロは凱旋門賞出走のキズナにエール

 14年度のJRA騎手免許1次試験が2日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。日本での通年免許取得を目指すミルコ・デムーロ(34=イタリア)も、今年から可能となった英語による学力筆記試験に挑んだ。

 「ベリー・ディフィカルト(とても難しかった)」。試験を終えたデムーロの表情は緊張の色が隠せず、第一声にも力がなかった。初めて外国人への受験規定が明文化され、猛勉強の末のアタックだったが、「英語でルールを読み書きするのはとても難しかった」。母国語でない言語での試験の難しさを口にした。

 8月上旬に要項が発表されるとすぐに受験を決意。9月を迎えると同時に来日し、栗東トレセン近くで1日3~4時間、机に向かった。「20年間勉強する機会がなかった。ムチをペンに持ち替えることは簡単ではない。全てが大変だった」と振り返った。

 今月26日から12月24日まで短期免許が交付されており、連覇が懸かる天皇賞・秋(27日、東京)はエイシンフラッシュでの騎乗を予定。「秋はG1がいっぱい。ガンバリマス」と最後は元気が戻った。1次試験の合格発表は17日。2次(最終)試験は来年1月27~29日。最難関である日本語による口頭試験が待つ。運命の合格発表は2月6日だ。

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2013年10月3日のニュース