【関屋記念】松永幹師“フラガラッハは暑い時季に強い”

[ 2013年8月9日 06:00 ]

松永幹師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、関屋記念(11日、新潟)にフラガラッハで挑む松永幹師を直撃した。

 ――フラガラッハの最終追い切りは坂路で4F54秒3。全体の時計は平凡でした。

 松永幹師 暑い時季だし、前走(中京記念1着)でしっかり走った後なので、前走時ほどはやる必要がないと判断しました。それでも最後はよく伸びていた(ラスト1F12秒3)し、動きそのものは良かったです。

 ――レース前のテンションが課題になるタイプ。

 出張馬房に入るととにかくイレ込む。精神面で過敏なところがあるので、なかなかつかみどころがないタイプなんです。

 ――それでも近走は昔ほど体重の増減がなくなった(前走時もその前と同じ492キロ)。

 精神的な幼さはまだ残っているけど、肉体的にはだいぶ安定してきたと思います。

 ――前走を振り返ってください。スタートはいつも通り後方から。

 ゲートでもテンションが上がって立ち上がることもあります。だから、スタートで後方なのはいつも通り。気にはなりませんでした。

 ――コーナーは大外を回る形。

 それでも末脚はしっかり伸びるタイプ。前との差を考えると、下手に内でゴチャつくより大外で良いと思っていました。

 ――しっかり伸びて差し切った。

 1分33秒台に対応して、中京記念を連覇。中京コースも合っていたのだと思います。

 ――時期的にも今くらいが良い?

 昨年は中京記念を勝った後、大事に秋まで待ったのですが、結果を残せませんでした。もしかしたら暑い時季の方が合っているかもしれないので、今年はここを使うことに決めました。

 ――新潟も中京同様、左回りで直線の長いコース。

 末脚を生かすにはコース自体は良いでしょうね。ただ、時計的にはもっと詰めなくてはいけない。そのあたりが課題になると思います。

 ――あとは展開だけですか?

 それに初コースということで当日どのくらい落ち着いていられるかが多少、心配ですね。能力的にはもちろん期待しているので、前日の到着後にあまりテンションが上がり過ぎないことを祈っています。

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2013年8月9日のニュース