川島正軍団に遅れてきた大物、アンブルサイド

[ 2013年7月19日 06:00 ]

今後の活躍が期待される3歳牝馬アンブルサイド

 【地方競馬です!!】先週の大井JDDで3歳3冠路線は終わった。地方最先着(4着)の東京ダービー馬インサイドザパーク(牡=船橋・林正)も既に北海道での充電放牧へ。休養に入ったばかりで復帰戦は未定だが、林師は「今回もよく頑張ってくれたね。(出走レースは)どこへでも行きますよ」と笑顔。再始動が楽しみだ。

 3歳といえば“遅れてきた大物”がインパクトある走りを披露している。17日の船橋12Rサンダーソニア賞で、デビュー2連勝を飾ったアンブルサイド(牝=船橋・川島正、父ウォーエンブレム)だ。6月21日の初戦は1200メートル1分13秒2(不良馬場)で2着に3秒2(約16馬身)の大差。未出走戦とはいえ、なかなかお目にかかれる着差ではない。ちなみに、ファンや関係者に大きな衝撃を与えたホクトベガの95年エンプレス杯は18馬身差だった。

 そして2戦目。相手強化で着差こそ4馬身だが、良馬場で1分12秒8と時計を詰めてきた。「12秒台はそうそうないぞ。体も固まってきたので使い始めたが、体長もあるし、先が楽しみだね」と川島正師。佐藤太騎手は「きょうは無理に抑えても…と途中からハナに行ったけど、今度は2、3番手で折り合えると思いますよ」と振り返った。今後順調にレースを覚えて活躍してほしい存在だ。 (池田 裕文)

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2013年7月19日のニュース