カタール・ファハド殿下、日本参戦!9000万円馬など2頭購入

[ 2013年7月9日 06:00 ]

セレクトセール2013初日

 日本最大の競走馬セリ「セレクトセール2013」(日本競走馬協会主催)が8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで始まった。初日の1歳馬セリではディープインパクト産駒の「シーズオールエルティッシュの2012」(牡)が1億8000万円(以下全て税抜き)の最高額で取引された。

 外国人バイヤーの参加も目立った。カタールのファハド・アル・サーニ殿下が「ピンクパピヨンの2012」(牡、父キングカメハメハ)など2頭を代理人名義で落札した。

 大物ニューカマーがセール会場の注目を集めた。さすが殿下。24歳と思えぬ貫禄だ。「ピンクパピヨンの2012」は今年のメトロポリタンSを制したカフナの全弟。9000万円の高値となったが「数多くではなく、いい馬だけを選ぶのがポリシー。ようやくいい馬を見つけることができた」と満足げに話した。

 ドゥーナデン(11年メルボルンC)などのG1馬を所有する大物。お忍びで観戦した昨年の有馬記念に感銘を受け、日本でも馬主になることを決意したという。まだ日本の馬主資格を取得していないが、「これから日本で所有馬を使うつもり。来年以降は予算を増やそうと思う」と本格参戦を宣言した。

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2013年7月9日のニュース