【函館スプリントS】穴メーカー・コジーン産駒!ハノハノでウハウハ

[ 2013年6月11日 06:00 ]

函館SSはハノハノが面白い

 北海道シリーズが今週開幕。今年は札幌競馬場のスタンド改築工事のため、函館で連続12週のロングラン開催。「函館を制す者が夏を制す」と言っても過言ではない。そこで07年以降(09年は開催なし)のデータをもとに函館攻略法を徹底分析。今週の狙い馬もくっきりと浮かび上がってきた。

【函館スプリントS】

 函館、札幌の芝コースは寒さに強い洋芝のみを使用。野芝に比べて力がいるのが特徴で、種牡馬によって得手不得手がはっきり出る。たとえばディープインパクト産駒は持ち味の切れを生かしにくく、函館芝での単勝回収率はわずか64%と勝ち切れないレースが目立つ。函館芝での種牡馬別単勝回収率ランキングでは上位に意外?な馬が並ぶ。めっぽう強いのがファルブラヴ。昨年の函館記念を制したトランスワープ、アイムユアーズ(函館芝1200メートルで未勝利V)といった実力馬に加え、単勝9番人気以下で勝った馬も3頭。人気に関係なく買える。

 当然、洋芝適性を見込んでの出走も多い。開幕週のメーン「函館スプリントS」には、いきなり“激走種牡馬”の産駒が勢ぞろいした。ファルブラヴ産駒のフォーエバーマーク、ロージズインメイ産駒のドリームバレンチノはともに自身に函館実績があるが、盲点になりそうなのがアドマイヤコジーン産駒で北海道初参戦のハノハノだ。

 同産駒は2桁人気で2勝、2着2回、3着2回と穴をあけまくっている穴メーカー。ハノハノは前々走こそ最内枠を生かして高速決着を物にしたが、本質的には少し時計が掛かった方がいいタイプ。1分8秒台の争いとなる函館SSは合うはずだ。ちなみに半姉ボーテセレスト(父ステイゴールド)は2勝をともに函館芝で挙げた巧者。北の大地で激走の期待が高まる。

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