【皐月賞】今週も関東のディープ産駒!カミノタサハラ指名

[ 2013年4月9日 06:00 ]

本命に指名したカミノタサハラ

 牡馬クラシック第1弾皐月賞。過去10年の結果から勝ち馬を探る。

 (1)臨戦過程 優勝馬10頭の前走は単純明快。トライアルか重賞に出走していること。だが、ハードルはやや高め。弥生賞、スプリングSは4着以内。それ以外は1着でないと難しい。ここで抽選馬を含めた対象20頭中、何と11頭が脱落。

 (2)距離実績 これも明確な答えがあり、優勝馬は全て1800メートル以上の距離で勝っている。【3100】と抜群の安定感ながら、マイルまでしか経験のないコパノリチャードは最後の坂がちょっと苦しいか…。

 (3)安定感 皐月賞を勝つ馬は取りこぼしが少ないというのもポイント。過去の優勝馬を見ると、10頭中6頭がデビュー戦から全て3着以内に好走。残りの4頭も最初に「4着以内」とした弥生賞、スプリングS以外のレースで、4着以下に負けたのは1回だけ。3連勝中の2歳王者、文句なしのV候補ロゴタイプだが、2度の4着が…。名残惜しいが、ここでサヨナラだ。

 (4)巻き返し微妙 残った4頭は良血の重賞ウイナーばかり。絞り込みが大変だが思い切っていく。優勝馬10頭中、8頭が前走1着。一方、前走で3番人気以内に支持されて負けた馬が、本番で巻き返して勝ったケースはない。弥生賞の時点では「2強」だったエピファネイア、コディーノだが、1着で狙えるかと言われると微妙だ。もちろん2、3着候補として馬券からは外せないが。

 結論 全ての条件をクリアしたのはカミノタサハラ。弥生賞が重賞初挑戦初Vだったが、同じ条件の弥生賞馬はシンボリルドルフ、サクラスターオー、メジロライアン、ウイニングチケット、ディープインパクトの5頭。これだけでも名馬の香りがプンプンする。乗り代わりになるが、主戦の蛯名に手綱が戻ると考えれば、むしろプラス。桜に続いて風は東から。今週も関東のディープ産駒。勝負事には“流れ”も重要なのだ。

続きを表示

2013年4月9日のニュース