「大井の戸崎」いよいよ地元ラスト!中央でも幅広い活躍を

[ 2013年2月22日 06:00 ]

22日に大井所属として最後の地元騎乗を迎える戸崎騎手

 【地方競馬です!!】3月1日からJRA騎手となる戸崎圭太(32)が22日、いよいよ大井所属(香取厩舎)として最後の地元騎乗を迎える。

 四文字熟語で端的に言えば明朗快活。初リーディング獲得の08年末に「まずは大井、南関でしっかり実績を残すことが大事。ここで続けて1番を目指す」と言い、先輩・内田に続く中央移籍には「応援してくれる人がいなければできないことだし、自然とそういう流れになれば」と話していたことを思い出す。見事に実現した。しかも1次試験免除はなくなり、一昨年の不合格を糧にしてのリベンジ。実戦とは全く異なる試験勉強を継続できたことに「合格するしないは別として、この経験は凄く自分のためになった」とさらなる成長も。

 長年、第一線で活躍し、10年春に引退した桑島孝春元騎手は「若い頃から(競馬に対して)とにかく真面目だよね」と戸崎の印象を語る。合格時に戸崎が若手、後輩へ「成績が悪いからといって諦めることなく、日々努力して頑張って」と残した言葉は、まさに自らの体験から出たものだろう。

 所属は中央になってもまた大井、南関、地方競馬で騎乗する機会はある。“トップアスリート”のパフォーマンスが今まで以上にさまざまな舞台で見られると思えば、寂しさは感じない。(池田 裕文)

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2013年2月22日のニュース