オルフェが受けた不利、新ルールならさらに混乱!?

[ 2012年11月26日 06:00 ]

 降着ルールは来年から変更されることが決まっている。降着となる基準が現行では「走行妨害が被害馬の競走能力の発揮に重大な影響を与えた」となっているのに対し、新ルールでは「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」に。不利がなければ着順が変わったかどうかが、アウトとセーフを判断する唯一の基準になる。

 今回のケースに照らし合わせると、岩田は強引な進路取りを理由に2日間の騎乗停止となったが、降着はなし。つまり、オルフェーヴルが受けた不利は「競走能力の発揮に重大な影響はなかった」と判断されたことになる。しかし、新ルールではどうか。池添が「頭差や首差なら仕方ないと思うが…」と悔やんだように、着差はわずかに鼻。不利がなければ着順が変わっていたのか、極めて微妙なジャッジが必要になる。誰もが納得する形で、その判断ができるのだろうか。

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2012年11月26日のニュース