JRA13年日程発表 “中央”偏重開催が加速!

[ 2012年10月23日 06:00 ]

 JRAは22日、東京港区の六本木事務所で会見を開き、来年度の開催日程を発表した。大きな変更点は夏競馬。安田記念の週から始まる3回東京を、今年の4日間から8日間に延長。同時に阪神も8日間行う。今年から始まったダービー翌週からの新馬戦開始を堅持した上で、東京、阪神での新馬戦拡大を図る。これに伴い、夏の福島開催が今年よりも2週遅れて6月29日に開幕。夏の新潟開催も2週遅れの7月27日に開幕し、例年の16日から12日に短縮して行われる。

 北海道シリーズは札幌競馬場が改修工事のため全日程を函館で消化。今年は函館12日間、札幌14日間の計26日間だったが、来年は1週短縮し1開催6日間×4開催の計24日間。今年よりも1週遅い6月15日に開幕する。全体としては東京、中京開催が今年より4日間増え、逆に新潟が4日間、北海道、小倉が2日間減る。ローカル開催を減らし、人口が多く集客力が見込める首都圏、名古屋地区での開催を増やすことで、売り上げ減少に歯止めをかけたい考えだ。

 一方で、ローカル開催の削減は競馬場所在地周辺の経済に打撃を与えることも考えられ、地方からの反発も予想される。

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2012年10月23日のニュース