アドマイヤグルーヴ急死、12歳 エリザベス女王杯連覇

[ 2012年10月17日 06:00 ]

04年のエリザベス女王杯を制したアドマイヤグルーヴ

 03、04年のエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴが15日、繁殖牝馬としてけい養されていたノーザンファーム(北海道安平町)で急死した。12歳だった。

 ノーザンファーム・吉田勝己代表によれば、「朝8時半頃、放牧から戻ってきた際の様子がいつもと違うので経過観察していたところ、突然倒れ息を引き取りました」という。解剖したところ、胸部に出血が確認された。13日に産駒のアドマイヤセプターが白秋Sを勝ったばかりだった。

 現役時に管理した橋田師は「もの凄く残念。現役時は気性が激しく、扱っている人間は苦労したが、その分走ってくれた。思い出深い馬です」と、早すぎる死を惜しんだ。現役時は21戦8勝、うち重賞5勝。祖母ダイナカール、母エアグルーヴと3世代連続G1制覇。橋田師は「残された子(現役3頭、父キングカメハメハの1歳牝馬)で何とか4世代達成を」と決意を新たにしていた。

続きを表示

2012年10月17日のニュース