【オールカマー】「筋肉ついた」ナカヤマナイト登場!

[ 2012年9月19日 06:00 ]

【オールカマー】ナカヤマナイトは放牧明けから楽しみな状態

 今週の中山メーンは伝統のG2オールカマー。4歳秋を迎えて心身共に成長したナカヤマナイトが始動する。前走の宝塚記念8着後は、北海道のファンタストCに放牧に出され、8月21日に帰厩。担当の石井厩務員は放牧から戻ってきた愛馬の姿に驚きを隠せない。

 「落ち着きが出てきたし、馬体も全体的に筋肉がついている。夏を越えて急成長したね。デビュー以来、最高の状態で出せそう」

 以前は人が歩いているのを見ただけでもイレ込んでいたという。「北海道から帰って来ても、すぐに環境の変化に慣れたし順応するのが速くなっている。今では調教に行くときも暗闇の中、誘導馬みたいに先頭でしっかり歩いているんだ」と同厩務員。

 気性的な若さを残しながら挑んだ昨春のクラシックは、オルフェーヴルの前に皐月賞5着、ダービー4着と敗れた。3歳秋には先輩ナカヤマフェスタに帯同する形でフランスへ遠征。出走したニエル賞は最下位6着に敗れたが、16日のフォワ賞でオルフェーヴルの2着だったミアンドルなど世界の強豪と対戦。異国の地で大舞台を経験したことが、今の成長につながっているのは間違いない。

 今年に入って重賞は未勝利だが同厩務員は「G2、G3なら何とかなると思うし、ここでどれだけ変わった走りを見せてくれるのか楽しみ」と期待を寄せた。秋初戦でナイトが一皮むけた姿を披露する。

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2012年9月19日のニュース