【小倉記念】バンジョー 得意小倉で波乱演出

[ 2012年7月31日 06:00 ]

【小倉記念】小倉得意のミキノバンジョーが主役

 小倉ではサマー2000シリーズ第3戦「小倉記念」が行われる。関東のファンにも粘り強さを認知され始めたミキノバンジョーが波乱演出に燃える。

 前々走の福島テレビオープンでは新馬戦(2着)以来となる逃げの手に出て快勝。前走・七夕賞でも先手を奪って0秒1差3着に粘り込んだ。大橋師が意外な舞台裏を明かした。

 「左前脚を落鉄していたんだ。どこで落としたかは分からない。直線でヨシッと思っただけに惜しかった。ただ、強いメンバーにもまれて着実に力を付けてきている」

 小倉は得意の舞台だ。過去6戦3勝。西部スポニチ賞を連覇したが、特に昨年は強い勝ちっぷりだった。好位から直線半ばで先頭に立ち、手応えを残したまま2馬身差快勝。追っていれば、さらに後続と差がついたに違いない。

 前走から中3週、コンディションもいい。「使い込んでいるから調整は軽めで十分。変わらず元気で毛ヅヤがいい。冬場のようなコズミがないね。柔らかみがあって、いい感じ」。コズミとは筋肉に硬さが出て、身のこなしがギクシャクしてしまう症状。汗をかく時季になると体がほぐれると言うから、典型的な夏馬だ。「荒れていない馬場でやれるのはいい。ハナにこだわる必要もない。どこからでもレースできるし、競馬はしやすいタイプ」(同師)

 重賞勝ち馬がズラリとそろう一戦。しかし、順調さとコース適性を重視して、1票を投じる手はある。

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2012年7月31日のニュース