“中年馬”モナクカバキチ 地方最多55勝 20連敗の後の快挙

[ 2012年7月14日 13:13 ]

地方競馬最多となる通算55勝目を達成したモナクカバキチ(左手前)

 広島県福山市営の地方競馬「福山競馬」で14日、13歳牡馬の「モナクカバキチ」が地方競馬最多となる通算55勝目を挙げた。

 人間で50代に当たる“中年馬”が達成した快挙だ。

 モナクカバキチは、この日の第1レースに4枠4番で出走した。単勝1番人気でオッズは2・4倍。スタートを無難にこなし、序盤は3番手に付けた。最終コーナーを曲がったところで先頭をかわし、クビ差で逃げ切った。

 勝利に導いた岡崎準騎手(51)は「年齢の割に元気がいい馬で5、6歳に見える。年を取っても頑張れるんだなと実感した」と話した。

2001年10月に福山でデビューし、遠征先の名古屋(名古屋市港区)や荒尾(熊本県荒尾市、現在は廃止)でも25勝を挙げた。

 10歳を超えてからは相次ぐけがの影響などで勝ち星から遠ざかるようになったが、昨年7月に「エスケープハッチ」の最多勝記録に並ぶ54勝目を挙げ、新記録に王手をかけた。しかし、その後は20連敗していた。

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2012年7月14日のニュース