ディープ当歳最高額2億5000万円!池江師もほれた!

[ 2012年7月11日 06:00 ]

この日の最高額2億5000万円で落札されたスカイディーバの2012(左)

セレクトセール2012

(7月10日)
 セレクトセール2012(日本競走馬協会主催)が10日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで2日目が開催された。当歳馬のセリとなったこの日も主役はディープインパクト産駒。この日の最高額となる2億5000万円で「スカイディーバの2012」(牡、父ディープインパクト)を落札したのは「サトノ」の冠名で知られる里見治氏だった。ほかにダービー馬ディープブリランテの全妹「ラヴアンドバブルズの2012」などディープ産駒4頭が1億円を超える落札額だった。

 この日もやっぱり主役はディープインパクト産駒だった。最高額となる2億5000万円の値が付いた「スカイディーバの2012」を「サトノ」の里見治氏が落札した。米G1フリゼットSを制した母の初子となる文句なしの良血だ。里見氏のアドバイザーを務める池江泰郎氏、そして管理予定の池江泰寿師と共に記念撮影を終えると、満足げな笑みを浮かべた。

 「池江(泰寿)先生に聞いたら“全ていい”とおっしゃっていたからね。他の馬も見たけれど、これが一番良かった。そりゃダービーが目標ですよ。今まで高い馬を買って夢がかなっていないけれど、池江先生なら頑張ってくれると思います」

 セリ開始から会場内がどよめいた。7000万のお台が告げられた瞬間、グローブエクワインマネジメント(有)代表の多田信尊氏から「1億5000万!」の声が掛かったからだ。そこから1000万円単位で一気に競り上がり、2億5000万円で決着。今年の当歳が5世代目となるディープ産駒においてセレクトセールの当歳部門に限れば最高額となった。

 父を管理した泰郎氏は「ディープのいいところがそのまま出た馬」と絶賛。続いて池江師も賛辞の言葉を並べる。

 「見ての通り、馬体や雰囲気など当歳では抜けたナンバーワンですね。これだけを狙っていました。ディープブリランテやトーセンホマレボシのような大型のディープ産駒で、海外でも良さそうな馬ですよ」

 早くも指揮官の目は世界にも向いている。その洗練された馬体を見れば見るほど、どこまでも夢は膨らんでいく。

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2012年7月11日のニュース