オグリ最後の子、安楽死処分に…金沢競馬で前脚故障

[ 2012年7月2日 20:25 ]

 1980年代後半に競馬ブームを巻き起こした名馬、オグリキャップの産駒で、最後の現役競走馬だった「アンドレアシェニエ」(牡、11歳)が、金沢競馬場でのレース中に故障し、安楽死処分となっていたことが2日、同競馬場への取材で分かった。

 1日のレースで右前脚を故障し、回復が不可能として、予後不良の診断が下された。

 アンドレアシェニエは2004年、宇都宮競馬場でデビュー。中央競馬を経て、06年に金沢競馬場に移籍した。移籍後、2戦目から8連勝を飾るなどし人気が高かった。

 オグリキャップは、中央での戦績はすべて重賞で20戦12勝、地方12戦10勝、獲得賞金は地方含め約9億1250万円に上り「怪物」と呼ばれた。90年、最後のレースとなった有馬記念では武豊騎手が騎乗して優勝、引退して種牡馬となり、10年7月に死んだ。

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2012年7月2日のニュース