【芦屋グラチャン】井口、絶好1枠でポイントUPだ

[ 2012年6月20日 06:00 ]

<グラチャン>ポイントアップへ気合十分の井口

 初日メーン12R・ドリーム戦は、1枠の瓜生正義が逃げ切って人気に応えた。一方、5月の笹川賞(浜名湖)に続くSG連勝を目指す井口佳典(34=三重)は初日の外枠2走を3、2着と無難にまとめた。前々節の三国G1周年記念でFを切り、過激なスリット攻勢というわけにはいかないが、2日目11Rは絶好の1枠で登場。集中力を高めてポイント積み上げを狙う。

 前半5Rでシリーズ初戦に臨んだ井口は4カドから1M冷静なまくり差しを選択したものの、しっかりハンドルが入らず3着に甘んじた。それでも後半11Rでは2Mの混戦をさばき2着確保に成功。「初日後半の1Mは出足と掛かりが良かったと思う」とホッとした表情をのぞかせた。

 それでも「(初日11Rの)バックストレッチでは吉田(俊)選手にだいぶ伸びられてしまった」とまだパワー面には課題を残している状況。「2日目に向けてはそのあたりを考えて調整する」とパワーバランスを視野に入れ、上積み作業に集中する構えだ。08年12月には賞金王決定戦(住之江)を制している実力者だが、09年12年の賞金王シリーズ(住之江)で優勝を飾って以来、SG戦線では思うような結果を残せず苦しんできた。

 前回SGの笹川賞で一気にモヤモヤを吹き飛ばした格好の井口が、20日の2日目11Rでシリーズ初白星をもぎ取り完全に勢いをつかむ。

 初日は12Rでアクシデントが続発した。今垣が3周2Mで落水失格(責任外)、さらに池田は不完走失格(選手責任)で早くも予選突破へ苦しい立場に追い込まれた。予選スタート組では、連勝の菊地を筆頭に石野、原田、飯山、丸岡、白井、勝野、平本、吉田俊らが躍動。対照的に初日2走共に大敗を喫してしまった坪井、佐々木、重成、秋山、浜野谷、重野、寺田、峰らは、それぞれ1回乗りの2日目で少しでも巻き返しておきたいところだ。

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2012年6月20日のニュース