【安田記念】リフレッシュ効果!ガルボ12秒4

[ 2012年5月31日 06:00 ]

<安田記念>ガルボは休み明けでも動き上々

 走りにやる気がみなぎっていた。ガルボはポリトラックコースで最終追い。単走だが3角から外ラチいっぱいを回って十分な運動量。直線で仕掛けられると馬体を沈めて反応し、ラスト1F12秒4で軽快に駆け抜けた。「いい動きだったね。気持ち良く走っていた」。清水英師は満面の笑みで愛馬を出迎えた。

 4月のダービー卿CTで今年2つ目の重賞タイトルを手にした後は放牧。「ずっと使ってきたから、人間で言えば有給休暇みたいなもの。いいリフレッシュになったみたい。前走よりもいい状態で出走できる」と師。大一番に照準を合わせた仕上げに悔いはない。暑さに弱いタイプだが、このところの美浦は朝の調教時間帯が涼しく、懸念された夏負けの兆候もない。

 重賞の常連だがG1挑戦は古馬となってから初めて。G3・2勝を積み重ね、満を持して挑む舞台だ。「無理して使ってない分、馬もまだ若い。相手は強いけど自分のリズムで走ることができれば。速い時計にも対応できる」と師のトーンは上がる一方。東京マイルは【1111】と強豪相手に結果を残してきたコース。実力ほど人気にならないのが、かえって不気味だ。

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2012年5月31日のニュース