【天皇賞・春】前走が重圧に…池添は顔面蒼白「前回のことがあったので」

[ 2012年4月30日 09:03 ]

<天皇賞・春>検量室でレースを振り返る池添(左)と池江師
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 11着同着の大敗を喫したオルフェーヴル。断然の1番人気に応えられなかった大本命馬には「何をやっとる」「池添、代われ!!」と容赦ない怒号浴びせられた。

 池添は顔面蒼白(そうはく)で引き揚げてきた。迎えた池江師は顔をこわばらせながら脚元を確認すると、一緒に検量室へ。何度も何度もVTRを見直した。

 「これだけ注目されている中、今回…という気持ちだったので残念。レース後、脚元は問題なかった。ただ、きょうは馬場に脚を取られて。直線で4、5回つまずいた。硬いし、芝が密に生えていない特殊な馬場。あと返し馬の時、フットワークが硬いな…と。下を気にしていたのか、いつもの柔らかさはなかった。調教再審査で2週連続、ダート(Eコース)に入った影響なのか…」

 心の整理を何とかつけた池添は敗因を必死に模索した。

 「まず折り合いを重視したので…。スタートはあえて出さないようにした。折り合いも付いたんですが。向正面では前が見えなくて、嫌な展開だな…と。坂の下りではいつもの反応がなくて。結果的に(前に)出して行けば良かったかな。でも、前回のことがあったので」。池添は唇をかんだ。前走のアクシデントが重圧となって人馬を襲った。

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