【オールスター】青山、8年ぶり2級車SG優出へ!

[ 2012年4月29日 06:00 ]

<オールスター>気迫の逃げで優出を狙う青山

 予選をクリアした32人が、4日目9~12Rの準決勝戦(4100メートル=8周)で激突する。準決9Rには、第24回大会(05年4月、伊勢崎)の金子大輔以来となる2級車でのSG準決勝進出を決めた31期スーパールーキー・青山周平(船橋)が0ハンの1枠で登場。手ごわい相手だが気迫の逃げで04年3月全日本選抜(川口)の山田達也以来となる2級車SG優出に敢然とアタックする。

 ロードレースからの転身で注目を集め続ける青山が、SGの大舞台でまずは第一関門を突破した。連勝を飾り、2日目を終えて29点で迎えた予選ラストの3日目6Rで試練が待っていた。

 「Fしない程度に普通に」と慎重に切ったスタートでは、初日、2日目のようにはいかない。青木勝に1コーナー先取りを許し、3コーナーでは有吉にも内懐に飛び込まれた。「ズルズル落ちないよう走るのに必死だった。よく耐えたと思う」と6着を死守してゴール。2点上積みの31点に「(準決進出は)大丈夫ですか?」と不安げな表情だったが、最終ボーダーは28・5点となった。準優進出の一報を伝えると「ありがとうございます!」とようやく初々しい笑顔をのぞかせた。

 予選3日間を「上出来」と自己評価したが、3日目は「キャブを換えて天候に合わせようとしたけど、自分には合わせ切れなかった」と反省の弁。それでも「エンジンに重さを感じたし、何か調整を考えていく」とすぐに失敗をパワーへ変えようとするあたり、トップレーサーとしての資質は十分に備わっている。もちろん、自身初体験となる8周戦の長丁場で、オートレーサーとしての青山がさらに厳しい試練へ挑む。

 想定はされていたものの、気温上昇の3日目はやはり重ハン勢の追い込みが利かなかった。4日目も主力クラスにとっては厳しい走りを強いられそうだ。特に地元エースの高橋貢は予選未勝利と本来の底力が発揮できない状況。4日目12Rで起死回生の一撃を繰り出して地元ファンを安心させることができるか注目したい。

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2012年4月29日のニュース