【桜花賞】3着ユアーズ、樫で“3度目の正直”だ

[ 2012年4月9日 06:00 ]

<桜花賞>3着に入ったアイムユアーズ(右) 

 関東馬の意地は示した。アイムユアーズが3着を確保した。三つ巴の直線。残り150メートルでいったん内のヴィルシーナをかわしかけたが、外からジェンティルドンナに一気に来られ、最後は力尽きた。それでも4着には1馬身3/4差。手塚師は「レース内容は言うことない。阪神JFで負けた馬(ジョワドヴィーヴル)は逆転したし、力があるところは見せてくれた」と納得の表情で振り返った。

 ピンナは「本当に賢い馬」と称えた。ゲート入りこそ悪かったものの、道中は中団をスムーズに追走し、勝負どころでは楽な手応えで上昇。鞍上の意のままに動く自在性を存分に生かした。ピンナは「4角までは完璧。いけると思ったが、阪神JFのように外から一気に来られてしまったのが…」と展開のアヤを嘆いた。

 これでデビューから7戦全て3着以内。距離、展開を問わない安定感が光る。今後は栗東近郊のノーザンファームしがらきに2週間滞在してから美浦に戻り、オークスに臨む。鞍上はウィリアムズ(オーストラリア)で調整中。距離延長との闘いとなるが、師は「馬混みに入れれば距離はもつと思う」と手応えを示した。3代母ダイナカールが制した樫の舞台で“3度目の正直”に挑む。

続きを表示

2012年4月9日のニュース