大逃げでグランプリ連覇…メジロパーマー死す

[ 2012年4月9日 06:00 ]

92年の有馬記念、レガシーワールド(6)の急襲をハナ差で抑え優勝したメジロパーマー(右)

 大逃げで92年の宝塚記念、有馬記念を制したメジロパーマーが7日、心臓まひのため、けい養先の北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームで死んだ。25歳だった。

 現役時は栗東・大久保正陽厩舎(解散)に所属。メジロマックイーン、メジロライアンとともに「メジロの87年組」としてデビューし、91年札幌記念で重賞初制覇。その後不振が続き、障害に転向したが、平地に戻ると山田泰誠(引退)の騎乗で92年の宝塚記念を9番人気、同年有馬記念を15番人気で逃げ切り、グランプリ連覇を達成。94年に引退後は北海道静内のアロースタッドで種牡馬入りした。02年に種付け生活を終えた後は生まれ故郷のメジロ牧場(昨年解散後はレイクヴィラファーム)で余生を送っていた。

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2012年4月9日のニュース