南関の“一番星”芝の感動お預け

[ 2012年3月23日 06:00 ]

南関東ヤングジョッキーの“一番星”本橋

 【地方競馬です!!】南関東ヤングジョッキーの“一番星”がJRAのレースを初体験した。本橋孝太(23=船橋・矢野、写真)だ。18日の中山競馬。3Rダート3歳未勝利は中央馬で10着。芝マイルの6R3歳500万はグッドスター(船橋・石井)で0秒4差7着だった。芝の感触に興味を抱いていたが、あいにくの重馬場。「感動は半減…という条件でした」と笑い、「馬ものめって走っていました」と残念そう。また来るであろう次の機会にお預けといったところか。

 06年5月のデビューから高知遠征などを経て成長を続け、今年1月24日には前出のグッドスターで通算300勝(重賞3勝)。南関リーディングでは09年48勝、10年82勝と躍進。昨年は勝ち鞍こそ74勝だが、自身初、25歳以下の若手では唯一のトップテン入り(10位)を果たした。今年は22日現在22勝で10位。年間100勝はもちろん、「1開催2勝」(12年は4場計56開催)を目標にしている。

 また、レースでの判断力を大きな課題に設定。「まだまだミスが多いし、上位の人たちと乗っていると“あ~(自分は)まだまだだな”と思うことが多い。それをしっかり覚えられる年にしたいですね」。さらなる進化が楽しみだ。(池田 裕文)

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2012年3月23日のニュース