【中山牝馬Ｓ】前進安心ネモシン　一発の魅力十分

＜中山牝馬Ｓ＞安定して力を発揮できるコスモネモシン

　中山日曜メーンの中山牝馬Ｓは重賞の常連が顔をそろえ、なかなかの好メンバー。５歳を迎えたコスモネモシンが２つ目のタイトルを狙う。前走・京都牝馬Ｓは好位追走から失速して７着。「少し掛かってこの馬らしくない競馬になってしまった」と清水英師。「前走後も体調は安定しているし、カイバもしっかり食べている。夏に北海道で走っていた頃より、パワーアップした感じもある」と出来に不安はない。

　３歳時にフェアリーＳを制してから２年以上白星から遠ざかっているが、その間に重賞２着が３回。昨夏のクイーンＳでは後の秋華賞馬アヴェンチュラと首差の接戦。札幌記念では天皇賞馬トーセンジョーダンとも差のないレースをしており「５５キロは問題ない」と悠然と構える。【２１１１】と最も相性がいい中山で久々の重賞挑戦。一発の魅力は十分だ。