【アネモネS】ベニザクラ「夢」への一歩

[ 2012年3月7日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=6日】調教開始の午前7時は冷たい雨。スタンド前で柴崎師に声をかけた浜田は、屋根付きのベンチに移動して取材を始めた。

 アネモネSから桜花賞を目指すトーセンベニザクラ。今回の舞台は未勝利戦とG3フェアリーSを勝っている中山芝マイルだけに「この馬に一番合っていると思って送り出す。順調に調整できている」と表情も明るい。先週のチューリップ賞では断然人気を背負ったジョワドヴィーヴルが3着に敗れた。「暮れのレース(阪神JF)で桁が違うと思っていたが、競馬はやってみないと分からないもんだね…」としみじみ。

 「でも混戦になれば、うちの馬にもチャンスはあるということ。とりあえず今回はしっかり決めて、他の陣営に強いと思ってもらえるレースを。そうなれば夢を求めていけるだろうから…」。クラシック戦線は牡馬も牝馬も関東が優勢。この勢いに乗っていきたい。

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2012年3月7日のニュース