【全日本選抜】地元の意地!浜野まんまと逃げ切り

[ 2012年2月9日 06:00 ]

初日DR、強敵相手に逃げ切りを決めた浜野

 強豪集結で注目を集めた初日12R「スーパードリーム戦」は、1コーナー先取り成功の浜野淳(36=山陽)がまんまと6周回を逃げ切って制し、地元の意地を見せつけた。まだパワー面の上積みは必要な状況だが、勢いに乗って2日目10Rで連勝を目指す。

 前検日に「いろいろ扱っているけど軽くて調整が必要」と浜野はエンジン状態に不安をのぞかせていた。それでも「スタートは決まっているので、何とか枠番を生かしたい」と生命線だった1コーナーまでの展開を理想的な形で乗り切った。有吉、永井、荒尾らに攻撃を許さないイメージ通りの勝利。レース後はホッとした表情を浮かべつつも「エンジンは軽くてトルク感がない」と仕上がりの不安は解消できていなかった様子。ただ、ドリーム勝ちのアドバンテージで今後の組み立ては楽になった。「パーツ交換は考えず、まずはバネを扱って少しずつこなしていきたい」と話す。地元ファンの熱い期待に、2日目以降も激走で応えていきたい。

 晴れ間がのぞいたり小雪が舞ったりと不安定な空模様で争われた初日。走路が濡れたわけではなかったので、12Rは高速タイムが続出。ただし、エンジンの満足度は浜野を含めて全体的に低かった。それでも、荒尾、有吉、高橋貢、中村、永井、浦田らは予選に散れば確実に中心的な存在となる。伊藤信だけは上積みしないと厳しいムードだ。

 初日の予選1~11Rでは、大外8枠が誰も白星をマークできなかった。そんな中では田中茂、木村、池田が堅実に2着を確保。さらに片平、浅香、高橋義、岡部、藤岡、岩科、久門、早川、岩崎らが上々の動きを披露。一方、前で粘って結果を出した吉田、永冨、深谷、別府、早船の動向もチェックしておきたい。

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2012年2月9日のニュース