【クイーンＣ】１勝馬スザンナ「何とか入って」

　【東西ドキュメント・栗東＝８日】桜花賞につながるクイーンＣは登録３０頭でフルゲート必至。混戦ムードが漂い、１勝馬にも柏原が気になる存在がそろっている。メイショウスザンナは前走・菜の花賞が２着。惜しくも敗れたが不利と言われる中山マイルの大外枠にもめげず、メンバー最速の上がりでグイグイ伸びるレースぶりは見どころ十分だった。同じマイルでも今回は東京。高橋忠師はこの点を歓迎している。

　「前走もしまいはいい脚を使ってくれたんだけどね。ちょっとエンジンの掛かりが遅いタイプだから広い東京に替わるのがいい方に出るんじゃないかな」

　追い切りはＣＷコース６Ｆ８８秒３～１Ｆ１２秒６としまいを伸ばしてケイエスファントム（３歳未勝利）に２馬身先着。動きを見届けたトレーナーは「いい状態で出せると思う」と納得の表情。「何とか入ってほしい」と出走抽選突破を願っていた。