“新人騎手”長岡の頼もしいプロ魂

[ 2012年2月9日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=8日】7日に競馬学校を卒業した騎手課程28期生がトレセンに戻ってきた。鈴木は昨年夏、札幌で食事を共にした長岡禎仁(よしひと=小島茂)君の姿を見つけ「卒業おめでとう」と声を掛けた。「もう生徒じゃない、プロの騎手だと気持ちを切り替えたい。はっきりとした意識を持ちたい」と抱負を語る表情は、すっかり大人びて見えた。最も優秀だった生徒に贈る「アイルランド大使特別賞」も受賞。横で小島茂師が「そんなのもう過去のこと。表彰だけで食っていけるわけじゃないんだから」と愛のある突っ込みを入れると「本当にそうだと思います」と冷静に答えた。

 この日はターフデライト(クイーンC出走予定)の併せ馬の相手を務めるなど、重要な役もこなした。和歌山市出身だが、親に頼ってきた環境を変えたくて関東所属を希望したという長岡君のデビューが待ち遠しい鈴木だった。

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2012年2月9日のニュース