パララ好センス 国枝からまたもクラシック候補

[ 2012年1月24日 06:00 ]

 先週は大半が道悪競馬。芝、ダートとも先行馬天国だっただけに評価は難しいが、その中でセンスの良さを印象付けたのが菜の花賞を勝ったパララサルーだ。スタート一息で後方からの競馬となったが、勝負どころで外を上昇すると直線で突き抜けた。国枝厩舎では京成杯Vのベストディールに続き、牝馬でもディープインパクト産駒のクラシック候補出現となった。

 5頭立ての若駒Sはゼロスがマイペースでまんまと逃げ切った。展開に恵まれた面はあるとはいえ、逃げての3連勝は立派。自分の形をしっかり確立して距離にもメドを立てただけに、G1戦線でもレースの鍵を握る存在となりそうだ。断然人気で2着に敗れたワールドエースもラストは鋭く伸びており、次走にあらためて注目したい。

 新馬組では中山ダート1800メートルを快勝したリントスが楽しみな1頭。兄に04年ジャパンダートダービー優勝のカフェオリンポスがおり、かなりの出世が見込めそうだ。

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2012年1月24日のニュース