【シンザン記念】「地味」でも怖いヒシワイルド

[ 2012年1月7日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=6日】JRAは例年通り5日スタート。その京都1Rを逃げ切ったのが河内厩舎のドリームコンサート。底冷えする朝、井上の祝福に河内師は「ありがとう」と小さな笑みを向けた。やっぱり幸先いいスタートを切れば気分はいい。縁起がいいし何かいいことがありそう。シンザン記念の伏兵ヒシワイルドが怖い。

 「地味やけどな」と河内師。調教で目立たないからこそ、デビュー戦は9番人気での勝利。2勝目も5番人気だった。確かに地味だ。しかも、2度の敗戦は9着と14着。ただ「2回とも敗因は明らか。出遅れてスローで引っ掛かったのと朝日杯FSはイン有利で外枠やったし」と師は意に介していない。「最初はチャカチャカしていたけど1戦ごとに落ち着きが出て体も増えてきた」と学習能力の高さを強調。「前に壁をつくって自分の競馬ができたら。地味やけど力はある」。長打気配が充満している。

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2012年1月7日のニュース