“モチペラ廃止”来年4月から新プロペラ制度

[ 2011年12月26日 06:00 ]

新ペラ制度について会見する宮本常務理事(左)

 来年4月から新しいプロペラ制度を導入することが25日、日本モーターボート競走会から発表された。現行の選手持ちペラ制度を廃止し、エンジン1機につきペラを2枚ずつ備え付ける制度に変更。同競走会の宮本賢治常務理事は制度変更の狙いを「お客さまの“選手がどのペラを使っているのか分からない”“エンジン成績が参考になるのか分からない”という声に対応するため」と説明した。

 新制度では、各エンジンにヤマト製、ナカシマ製と異なるメーカーのペラを1枚ずつ配備。ペラは抽選ではなく、エンジンとのセットで割り当てられる。また、ペラの使用状況をファンに正確に伝えるため、交換があった場合は「ヤマト→ナカシマ」のように情報を公開していく。破損などでペラが使用不可能になった場合は、壊れたペラと同じメーカーの予備ペラを競技委員長が割り当てる。その場合は「ヤマト→ヤマト新」のように表示する予定だ。また、前操者の最終レースと使うペラが異なる場合もペラ交換として発表。そのため初戦からペラ交換と表示されることもある。

 新制度が最初に実施されるのはボートレース浜名湖で、来年4月12日の新エンジン導入と同時にスタート。残る23場は4月27日以降に初日を迎えるシリーズからの実施となる。

 ▼今村豊=僕は(現行制度の前の)オーナーペラ制を経験しているが有利ということはない。とにかく対応していくだけ。

 ▼大嶋一也=エンジンがファンの方に分かりやすくなると思うので賛成。選手相場は最初は変化するかもしれないが、時間が経過すれば今と大きく変わることはないと思う。

 ▼飯山泰=自分のレーススタイルは崩したくない。できるだけ伸び型に仕上げていきたい。チルト3度の調整は難しいと思う。

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