【ジャパンC】女王復活!ブエナビスタ雪辱V デインは6着

[ 2011年11月27日 15:35 ]

2着トーセンジョーダン(奥)に競り勝ち、第31回ジャパンカップを制したブエナビスタ

 第31回ジャパンカップ(27日・東京10R2400メートル・良16頭、G1)は2番人気で、岩田康誠騎手騎乗のブエナビスタ(牝5=栗東・松田博資厩舎、父スペシャルウィーク、母ビワハイジ)が、直線抜け出し優勝した。勝ち時計は2分24秒2。ブエナビスタはG1で6勝目を挙げるとともに、1着賞金2億5千万円を獲得した。牝馬の勝利は2009年のウオッカに続き5頭目。岩田騎手、松田博調教師ともには07年アドマイヤムーン以来本走2勝目となった。

 その年のドバイWC馬、凱旋門賞馬など豪華メンバーが揃った一戦。
 
 大観衆が見つめる中、キレイに揃ったスタートを切ると、予想通りミッションアプルーヴドがハナを奪う。大外からトーセンジョーダン、トレイルブレイザー、トゥザグローリーらも好位につけ、ブエナビスタはこれを見る形で中団からやや前目、デインドリームは後方5番手、ヴィクトワールピサは最後方からレースを進める。

 レースは前半の1000メートルを61秒8のスローペースで流れる。

 4コーナーから直線を迎え、逃げたミッションの手応えが怪しくなると、徐々にポジションを押し上げたウインバリアシオンを含む好位に付けていた各馬が横一線に広がり、大接戦となる。その中からジョーダンが抜け出すも、内から外に持ち出したブエナがこれを追い、2頭の競り合いとなったゴール前をブエナが制し、昨年の雪辱を果たすとともに、約1年ぶりの勝利を飾った。

 クビ差の2着に6番人気のトーセンジョーダン、そこから1馬身3/4差の3着には14番人気のジャガーメイルが入った。1番人気に推されたデインドリームは6着、ヴィクトワールピサは13着に終わった。

 ◇ブエナビスタ 5歳牝馬、父スペシャルウィーク、母ビワハイジ。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主はサンデーレーシング。戦績は22戦9勝(うち海外2戦0勝)、重賞は2009年オークス、昨年の天皇賞・秋など8勝。獲得賞金は14億7886万9700円(うち海外9243万6700円)。

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2011年11月27日のニュース