【菊花賞】ウインバリアシオン“脱帽”2着

[ 2011年10月24日 06:00 ]

<菊花賞>ダービーに続き2着に終わったウインバリアシオンと安藤勝騎手

 安藤勝の思い切った最後方待機策も実らず、ウインバリアシオンは再びオルフェーヴルの後じんを拝し2着に終わった。着差は神戸新聞杯と同じ2馬身半。距離が延びてもその差が縮まることはなかった。

 「内にこだわって乗るつもりだった。向こうは安全策で外を回してくると思ったし、勝つにはこれしかないと思ってね。最後までしっかり伸びてくれたんだけど…」

 鞍上が練りに練った打倒の秘策はイン差しだった。しかしペースが落ち着いたことも災いして、勝負どころからは前が詰まり通し。4角でも14番手と後方のままだ。そこからメンバー中最速となる上がり3F34秒3を使って2着を確保と力は示したが、栄冠には届かなかった。

 「次はJCも視野に入れています。オルフェーヴルが出てこないようならね」

 松永昌師は冗談を交えつつ、次走に気持ちを向けた。まだ3歳。リベンジのチャンスはまだまだ残されている。  

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2011年10月24日のニュース